全国工作油剤工業組合（全工油）は全国石油工業組合(全石工)との共催で，2013年10月17日（木）～18日（金）の2日間，チサンホテル新大阪（大阪市淀川区）で「第19回全国技術研修会」を開催した。
同研修会は両組合員の若手技術者を対象に毎年開催されているもので，工作機械やガスエンジンなど産業機械の最新技術，エンジン油・ベースオイルの環境規制や規格，環境対応技術動向，化学物質の管理や規制，金属加工の先端技術など，潤滑油や金属加工油に関わる専門的な講演と共に，2日目の午後には大阪府立産業技術総合研究所に会場を移し，「潤滑油のトライボロジー特性評価方法と試験機器」，「摩擦摩耗試験機および評価装置」に関する講演と潤滑試験設備を中心とした各種試験機器や精密加工機の見学を行った。なお同所では潤滑油や金属加工油に関する試験や分析なども受け付けている。講演内容は以下のとおり。
1．「工作機械の最新動向」 大岩 一彦 氏（DMG森精機）
2．「ガソリンエンジン油における最新規格動向」 星野 秀隆 氏（アフトンケミカル・ジャパン）
3．「塑性加工を助ける潤滑技術」 北村 憲彦 氏（名古屋工業大学）
4．「環境負荷物質の法規制とグリーン調達」 中 道治 氏（日本精工）
5．「ガスエンジンを主体としたコージェネレーション計画」 日下 卓 氏（三菱重工業）
6．「昨今のベースオイル動向について」 下条 孝弘 氏（JX日鉱日石エネルギー） （’13 11/20）
